なるたる

日記

鬱つながりでこの本のレビューを。
立ち読みしながら読んだんだけど、読み終えたら胸糞悪くなること受けあい。
僕は基本的に漫画を娯楽として読んでるんだけど、この本は無理。

本の内容は、特別な子供たちと『竜の子』という生き物が出てくる。
それら二人は離れていても一身胴体で、
寄生しあっているような関係になっている。
人間は竜の子に知恵を、竜の子は人間に武器をという依存関係。
物語は一人の女の子が竜の子と出会うところから始まっている。
そして同じような境遇の子供たちとの間に起こる心の摩擦。
竜の子を利用しようとする大人たちのエゴイズム。

途中からものすんごい勢いで鬱スパイラルに突入してしまった。
結構前に読んだんだけどまだ最終話が心に引っかかってる。
頭を使って陰謀のやり取りをして、
多くの人が嘆き悲しむのは僕はまだ見ていて大丈夫なんだけど、
本能の赴くままに生きるため以外に『殺す』という方法がえぐい。

総合評価88点。こういう暗いテーマを読ませるという意味ではかなりよかったと思う。ただ読後感は絶妙だった。鬱になりたい人はぜひどうぞ。

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